コンテンツは閲覧者の行動に合わせて計画的に作る

two women looking into a laptop ウェブ構築の基本

インターネット上で発信するための集客媒体は、ホームページ(ウェブサイト)、ブログ、ランディングページ、SNSなどがあります。
特に今はサービス・商品が飽和状態にあり、「いったい誰から買ったら良いのだろう」というのが悩みになる時代です。だからこそ「あなたから買いたい」と思ってもらうことが重要になります。そこで「当店オリジナル」とか「私の個性」とかを生かした発信をしなくてはならないと焦るあまりに、媒体を増やしては、発信頻度と内容が散漫になってしまうケースが多いようです。

ではどの媒体にどんな特質があるのか、そこでの発信はどのようにしたら集客に役立つのかについて、なんとなくわかったつもりでいませんか? この記事ではホームページ(ウェブサイト)、ブログの特質と、コンテンツ(内容となるページやブログ投稿、動画などを指します)を計画的に構築する意義についてお伝えします。

1. ホームページ(ウェブサイト)

ホームページは商品やサービス(以下、「商品」とひとくくりにして説明します)に関する様々な情報を一箇所に集め、潜在顧客に見つけて・知って・購入してもらうための媒体です。
見よう見まねでなんとなく作ってしまう自力製作ホームページや、業者に頼んで立派な造作に見えるけど実はコンテンツが貧しいハリボテホームページでは集客できません。

ネット検索から商品購入に至るまでの段階

ネットで何かを買う(無料サービスの申込みや予約も含む)までの段階を細分化して考えてみましょう。

興味 →  検索 → 知る → よりよく知る(比較・検討)→ 購入(行動)

人はこのような段階を経て商品を購入します。自分の購買行動を思い浮かべて欲しいのですが、検索結果のいちばん上のURLを開いて最初のページに載っていた商品をいきなり買いはしませんね。商品の詳細な説明を読み、送料や注文方法を読み、納期やお店の情報をチェックしたり、他のお店での価格なども比較したりしてから、やっと購入に至るものです。

もっと詳細に消費者行動の段階を分けた評価法を【AISCEASの法則】と呼びます。興味のある方は下記の記事も参考になさってください。
参考記事:AISAS・AISCEASの法則【インターネット検索型の消費者行動モデル】
https://swingroot.com/aisas-aisceas/

ホームページには潜在顧客のニーズを満たすコンテンツが必須

例えば、マイナーな手技を提供している場合、初めてその単語に接する人にも理解してもらうための説明ページが必要です。わたしの場合なら「ロルフィングとは」といった説明ページに当たります。(興味・知るの段階)
更に、それがどんな人のどんな症状や悩みに効くのか、類似するボディワークやマッサージとどう違うのかなどを説明するページが必要になります。(比較・検討の段階)

比較・検討段階を疎かにしてはならない

鍼灸治療やアロマテラピーなど、知名度が高い商品を提供している場合でも、これらのページは丁寧に書きましょう。「鍼灸といったら伝わるだろ」「アロマテラピーぐらいみんな知ってるでしょ」と、説明を省いてコースと料金をリストにして載せただけでは不十分です。

なぜなら、比較・検討の段階で潜在顧客が知りたいのは、あなたの治療観や身体観、商品の特徴だからです。もし、コースと料金を一覧にしたそっけないリストしかない場合、価格だけを比較項目にするよりありません。そうなると価格だけで選ぶお客様が来てしまいます。

比較を経て検討の段階にいる人が、購入を決断できるような内容のページを用意しておきましょう。その際、申込みボタンや予約ボタンは目立つところに設置されているかも、客観的にチェックすることが望ましいです。

商品購入に至るまでの各段階でのニーズを満たすページが用意されていることが、集客できるホームページになるかどうかの分かれ道です。

サイト構築中の人の様子画像

2. ブログ

ブログはウェブログが語源で、ウェブ上に個人が記録を保存することから始まりました。このため、日記のようなプライベート色の強い性質を未だに残しています。個人が無料ブログサービスを使えるようになった2000年初頭から、爆発的にユーザーが増えました。
ここから「ブログは個人的なことをただ書けばいいもの」と勘違いして、集客という目的を置き去りにしてしまう人もいます。サロンや治療院を経営している個人事業主なら、集客のための発信を心がけましょう。

お役立ち投稿でニーズを満たす

ブログでも、商品購入に至るまでの各段階でのニーズを満たす記事を投稿しましょう。
例えばお客様から頂いたご感想はひとまずブログで投稿しておいて、ある程度数がまとまったら整形してホームページに掲載(htmlページや、WordPressなら固定ページ)できます。
また、季節折々のトピックスがあります。冬なら乾燥肌や冷えに対するお役立ち記事を投稿したり、春先はギックリ腰ケアのことを書いたりできます。こういった投稿は、「自分は身体のプロです」ということを示して、既存顧客との間の信頼関係構築や、潜在顧客へのアピールとなりえます。

ブログの特徴

ブログは日々の記録を積み重ねることが特徴です。それゆえ、手軽に編集・発信できるプログラムが多く、また、最新記事がトップに表示されるのが基本設定となっています。常に最新情報が表示されるというメリットと、いいことを書いたのに埋もれてしまうというデメリットがあります。

投稿を埋もれさせないために使うべき機能

WordPressなら【人気記事】【おすすめ記事】【関連記事】を表示することが可能です。テーマに人気記事表示機能やおすすめ記事を自分で設定する選択肢が備わっている場合が多く、これらを用いることで、ブログ投稿も潜在顧客のニーズを満たす見せ方が可能になります。テーマにそういう機能がない場合は、プラグイン(追加プログラム)で対応できます。
また、こういう機能はブログ内滞在時間を増やすことに役立ちます。次々投稿を読んでもらうことで、よりよくあなたの価値観やあなたの商品を知ってもらえます。

WordPress投稿画面

3.ブログとホームページを一箇所にまとめるメリット

ホームページとブログを別々のサービスで作っている人は要注意です。
ホームページはJimdoでブログは楽天ブログとか、ホームページはホームページビルダーで作りブログはWordPressで別のドメインをとって運用しているなど、驚くほどもったいない!SEO対策的にもサイトの評価がURLごとにばらけてしまうデメリットがありますし、集客動線でもデメリットしかありません。

ホームページとブログは両方とも一つのURL内で固めるのが理想的です。
コンテンツの集積場所は1箇所にするとSEO対策的にも有利に働きます。「読み応えのある記事がたくさん詰まっている」「よく読まれているページが多い」と検索エンジンが評価を上げてくれます。ネット集客という観点から見ても、訪問者にとっては1ストップサービスのほうが快適に買い物ができます。

一度外のリンクへと流出してしまった閲覧者を、元のサイトに戻すのは容易ではありません。スマホからの閲覧者ばかりのサイトなら、とりわけこの問題は深刻です。ブログをよく読んで(比較・検討)この人から商品を購入したいと思ったとき(決断)に、店舗情報や営業時間、お申し込みフォームへのリンクがすぐに見つけられないと離脱されてしまいます。
また、外部リンクを開くのに読み込み時間がかかると、人は離脱します。3秒で4割の閲覧者が離脱するのです。やたらサーバーが重くなる無料ブログなど使っている場合か!というのが正直なところです。

読み込み時間の短縮や、狙った記事を閲覧者に提示する等のカスタマイズが必要に応じてできて、購入ページへの動線も確保できるブログ一体型のホームページの方が、集客には向いています。これが私がWordPressをオススメする理由でもあります。

自分の発信媒体はどんな状態になっているのか。プロの力を借りてチェックしてみることをお薦めします。